名も無きわたしとBUCK‐TICK

BUCK‐TICKについてあれこれ綴る自己満足のお部屋

バクチク現象2023つれづれ

2023年10月からそれまでを取り戻すかのようにさまざまなBUCK-TICKに触れているのだけど、ユータっていつからかわいい系になったの。びっくりしたよ。というかこれが素なのか。いやぁよく隠せていたよね。あとさ、ヒデってすごいよね。大人になると余計にヒデのすごさってわかるよね。やさしさ自然体ってこれ以上ない表現だ。すごいなぁ。なんであんな風に泰然といられるんだろう。顔に頑固さ、というか意志の強さみたいなものはでているような気がするけど。それからアニィって胸元にほくろあるんだね。SNSであまりに美しい横顔と色っぽい胸元のほくろの画像が飛び込んできて、大変な衝撃を受けました。保存してたまにみてます。

さておき、バクチク現象2023。まず私はWOWOWで視聴する前に、ネットで様々な記事を読んでいた。ファンクラブに入ったタイミングがタイミングなので、会報でメンバーが何を語ったのかもふんわりとしかわかっていなかったし、いったいどんなことを語って、どんなステージになったのだろうと居ても立っても居られなかった。

あの日、メンバーが何を語ったのかを知って感じたことは、今井寿って、リーダーなんだなってことだった。頭の中がどうなっているのかわからない鬼才天才。いつも眠たそうな顔をしてけむに巻くような口調でなんなんだこれはっていうような音を出してどんなファッションも自分のものにして。それが。そんな人が……ずるいよ。あんなこと言うなんて。ひょっとしたら目を覆いたくなるぐらい強すぎるメッセージだったのかもしれない。だけどあんなにもせつなくて光を感じるメッセージってないよ。今井寿はリーダーなんだ。あっちゃんが今井さんは絶望しないって言っていたけど本当にそうだったんだ。あっちゃんが言っていたように「なんだよ、行かないの?」ってあっちゃんを救ってくれる少年が私には見えたよ。ちなみにその少年がいつかのICONOCLASMの時みたいにヘルメットをかぶったビジュアルだったのはただの趣味です。でも実際はタロットカードの愚者だった。それはそれですき。

さて、一曲目が疾風のブレードランナーだったのは周知の事実ですが、私のようにすっぽりと抜け落ちた時代がある人間が観てもあれは普通に泣きました。自分でもびっくりするぐらい泣いた。そのあとアルバムを聴いても泣けてきた。BUCK-TICKをみていると、運命とか前世って本当にあるんじゃないかと思えてくる。実際今井寿は前世を視てもらって5人は同じ場所にいたって言われたみたいだし。サワキさんの占いも当たってるよね。すごい星の下で結びついているし、悲しいけど最初にいなくなる人も……ヒデが大昔のあの事件に関して、もう裏切らないし裏切れない、絶対的なものを共有したって表現していて、あぁなるほど、と思ったんだけど、ひょっとしたら今井寿って人が一番強くそう思っているのかもしれない。とにかく5人の強固な結びつきを感じるライブだったし、間違いなくあっちゃんはそこにいた。夢魔の間奏部分で今井寿があちこち指さしていた先にはあっちゃんがいたにきまってる。映像では声の震えだったり表情だったりを観ることができる。文章からは感じ取れない感情のゆらぎが見え隠れしていて胸がいっぱいになった。

第二期BUCK-TICKのはじまり。ずっと触れていなかったものの冷たさなのかもしれないけど、私には不安はまったくない。うわー意味わかんないって思っても結局は聴いちゃうんだよ。